基本方針

本来の自然がほとんど残されていないような都市部の公園、ビルの屋上やマンションのベランダ、住宅地の庭などで、ビオトープガーデンを作る場合は以下のように考える。

  • 「集める庭」でなく「集まる庭」にする
  • 生息数の限られてきている野生生物を使用しない

生態学的機能が同じ生物(園芸植物など)で、生態系を再構成する。

主に都市部に於いて、エディブル・ランドスケープなどの考え方を取り入れた生態系の再構成を提案する。

いわゆるガーデニングやビオトープとの違い

  • 休憩 餌場 住処 繁殖、コリドー(生物回廊)などの機能を果 たす為の装置を全てそろえる必要はない(住宅地の庭やマンションのベランダ、町などの単位 がマスとして機能したとき、すべてがそろっていればよいという考え方)
  • 周辺に残された自然の断片や近隣の庭、生け垣、街路樹などもコリドーとして活用する
  • 殺菌・殺虫剤の使用をやめ、アレロパシーなどを利用した総合防除を提案する
  • 自然に対する姿勢の個人差を考慮したデザインを提案