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ひんやりした大気に、凛とした梅の香りが心地よい。家から自転車で少しばかり行ったところにウメ畑があって、今日は時間帯が良かったのか、小鳥たちのお食事タイムにぶつかったようだ。

ウメの木にウグイスやメジロというのは、昔からの絵の題材になるくらい縁の深いもので、虫の少ないこの時期に彼らがせっせと授粉してくれるおかげで、梅雨時たわわになった青梅の実を収穫できるわけだ。

ところが、このごろちょっとした異変が。メジロやウグイスを差し置いて、今日はスズメたちが我が物顔。ウメの蜜を賞味している模様だった。スズメは、元々花の蜜なんかに興味を示さなかったはずなのに、やっぱり都会では食べ物が少ないからだろうか。サクラの花の蜜を食べるようになったのも比較的最近のことだが、その場合、ヒヨドリやメジロたちとは作法が違って、授粉どころか花首から食いちぎってしまうので、サクラとしては何のメリットもない。

しかし、ウメの花の場合は、メジロたちに習っておとなしく蜜をなめているようだ。花器構造の違いにもよるらしいね。サクラは萼がすぼまっていて、メジロたちのように細長いくちばしじゃないとうまく吸えないけれど、梅の花は深さがないから、スズメでも大丈夫なようだ。

こんな風にして食べ物の習慣が変わって、何万年も立つと、ガラパゴス諸島のダーウィンフィンチみたいに、くちばしの形の違うスズメが進化してくるんだろうか? どうなんだろうねえ。