「明日食べごろだねえ」
昨日だったよね、妹と母の3人で2年目の庭の樹になった実を目を細めて眺めたのは。
でもね、今朝庭にでてみたら葉影にたった三つ。 だ~れが食べたんだろうねぇ。僕達のために半分残しておいてくれる、そんな優しい関係には、まだまだ程遠いんだよね。だって僕達は、彼等の森を半分残しておいてあげたっけ?
Monthly Archives: 4月 2001
ウグイスカグラの実が熟れました。ガーデニングショーの最中にいきなり満開になっちまったもんで、今年はほんの少ししかなりませんでした。
小鳥に発見されると良いんだけど、どうかなあ。
ナミアゲハの吸水風景。今朝、玉川上水跡の泥の上に群がっていたのを、橋の上からパチリ。どろんこの水辺も大切なビオトープ。まだツバメは巣材を取りに来ていないようだ。来てないのかな?飛んでる姿は見つけられなかった。
人間が機能や意味を見つけだせることって、きっと少ないんだよなあ、 なんてぼんやり考えてしまった。こんな何気ないところにも、生き物たちのにぎわいがあるんだもんねえ。見えない部分の生物層なんて、手に負えないでしょう?
理責めで造ったビオトープなんて、ひょっとしたらすごく片手落ちなんじゃないか?
そんな気がしてきた今朝のお散歩ではあった。
昨日は学生を連れて深沢環境共生住宅に行ってきました。ここは年々ビオトープ機能が薄れて、今年はほとんど「お庭」状態でした。ただ、池にはメダカが加えられていて、去年みたいな蚊責めは免れそうでしたけどね。コンクリートと石で固めた池にはガマが植えられている。蒲とメダカを入れればビオトープってえ訳でもなかろうに、ねえ(^^;
住民にとっては、ここがビオトープであり続けることでは、メリットよりは困ることの方が多いんで(学生がインタビューしちゃいました) 仕方ないですよね。みんなで好きなように花を植えて、それでも虫や鳥は来るんだから、まあ、良いじゃないですか。 >おいおい。
むしろ、困るのはこちらの方。東京都は屋上緑化を今年から義務づけたけれど、都市環境で放置するとすぐこんな状態に。って、この画像じゃわかんないか(^^;
セイタカアワダチソウをはじめとした帰化植物がびっしり。ここからまた沢山の種が飛び散るので、すぐ下のビオトープに植えられた在来の植物だけでなく周辺の環境にも良くない影響を与え続けている。ぜひとも、選択的な草取りをする必要があるんですけどねえ。
基本ですよ!!世田谷区!
かっこ、わる~~。
こちらは近くの駒沢公園のカラス君。
なんとしてもペットボトルの中身を Getしたい模様。
人間のために作られた公園という環境と、生物との共存のために作られた環境共生住宅の違いを比較させる目的で、学生を連れて行ったんだけどねえ。モデルケースの比較にならなかったのが、かえって自然保護の奥深さを認識させたみたいでした。
>ほんとか?
キジバトの巣作りを見つけた。 普通は高い針葉樹の葉陰に作るのに、この商店街は3mそこそこの街路樹しかない。だからといっても、これには驚いた。ドバトじゃないんだからっ!って言いたい。街路樹に巣を作るんでも驚きだったのに、この変わり様は一体……?類似の報告も、まだ聞いたこともない。
キジバトもここ30年ぐらいの内に、がらっと住処を変えてしまった鳥だ。 僕が子供の頃、キジバトは神社の暗い森の住人で、亜熱帯的不気味さを醸す鳴き声がちょっと怖かった。 滅多に姿は見られない、謎めいた鳥だった。
それが今は、町中をのこのこ歩く、どことなく鈍くさいハトになり下っちまった。でも、これはまあ、人間の言いぐさ。プライドを捨ててと言うわけでもないが、行動様式を短期間の間に変えて、都市環境に適応した鳥だ。 これからは、巣作りの場所が、ドバトと競合するようになるねえ。大変だ。
ハモグリバエの仲間の幼虫だ。これはたぶんナモグリバエ。食い荒らす植物毎に違う種類が担当しているらしい。 ネギハモグリバエ、トマトハモグリバエ、ナスハモグリバエ、ヨメナスジハモグリバエ…….。あんまり深入りしたくない世界が広がっている。
マメハモグリバエは1990年頃から侵入害虫として日本で問題になり,それ以来各方面 で寄生蜂の調査が行なわれてきた。
その結果,現在までに,在来の寄生蜂が少なくとも28種確認されている。このうち、沖縄産天敵として注目されているのがハモグリミドリヒメコバチ。大量 増殖技術の確立に成功したそうだ。このハチ、マメハモグリバエの幼虫に寄生して産卵、ふ化し、幼虫を食うのが特徴。北部のトマト農場で害虫の数が十分の一に減少し、農薬散布が低減するなど効果 を上げているそうだ。
それにしても、ヒトヤドリコマユバチなんてえのが居なくて、ホントに良かったね。
皆さん意外と見たことがないらしく、ガーデニングショウで蕾の状態でこの寄せ植えを出したら、結構話題になりました。
ブルーベリーの仲間は日本にもあり、北アルプスの稜線からちょっとだけ降りた岩陰などに生えるクロマメノキや、北海道土産で有名になったハスカップ などもこの仲間です。
もともと岩場などの荒れ地に生育する植物なので、栽培はきわめて簡単。ベランダなどの乾燥しやすい場所でも、日当たりさえよければ毎年実を付けてくれます。ただ、自分の花粉では結実しにくいので、もう1株、出来れば違う品種を並べておくと良いようです。ちなみにこの株は、5年間植え替えも肥料もやっていませんでしたがこの花付きの良さ。小さな青い実は、生で食べてもジャムにしても美味しく目にも良いと言うことで、最近人気が高まっています。でも、半分は小鳥のために残してあげましょうね。