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Monthly Archives: 6月 2001

ビオトープ・ガーデンはおいしい!

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ブラックベリーにただずむ
カマキリの幼虫

 

良く花にとまってチョウなんかが来るのを待ち伏せてるんだけど、色づき始めた実をどうやら花と間違えたらしいね。

 

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久しぶりに実家のビオトープ・ガーデンの手入れに帰った。昨年漉き込んだ堆肥の威力は大したもので、ちょっと油断すると、ナチュラルスタイルの庭がワイルドスタイルに変貌してしまう。
茂りすぎたハーブやらなんやらを収穫がてら刈り取って、風通しや日当たりを調節する。ついでに見栄えも、お品の良い自然風に整えた。
いつもなにがしかの実がたわわになっているもんだから、色んな生物も来るけれど、近所のおばちゃんたちも僕が作業をしていると質問に来る。今回の人気の的はブラックベリーの蠱惑的な房。
画面の緑のタペストリーには他に、ラズベリー、香料ゼラニウム、ローズマリー、ランタナ、ハニーサックルなんかが見える、はず。(^^;

 

ありっ?!(@。@)

ari

アリ!

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アリ?
アリグモ!

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さてこれはどっち?

正解はアリグモ。葉からはみ出している部分が牙。左右につきだしている触覚のように見えるのが前足。アリが仲間だと思って挨拶に行くと、あっという間にかぶりつかれてしまう。いわゆる擬態ってやつ。姿だけでなく、前足を触覚のように動かしてちょこまか歩く仕草も、アリにそっくりだ。でも時々ピョンッッて跳んでハエトリグモの仕草を思い出させると、尻から糸を出してスルスルと奈落の底へと降りていってしまう。

自然のかけら

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ノビル
Allium grayi
ユリ科の山菜として有名

こ近所の空き地で花を着けていた。都内でもよく見かける野草の一つだ。黒紫のつぶつぶはムカゴ。

花には小さなハチやらチョウやらが訪れて花粉を運んでいる。多様な環境に適応していくためには遺伝子の交換がぜひとも必要なのだが、花、蜜、花粉と有性生殖はとかく馬鹿にならないエネルギーを必要とする。それに必ずしも実が稔るとは限らないんだよね。

で、手抜きというわけじゃないんだけど、ノビルの花はご覧のように大半がムカゴになってしまっている。こちらは無性生殖で、エネルギーの無駄 が少ない。ただしクローン個体ばかりで、要するに親株と全く同じ体質のものばかりが出来る。勢い病害虫の発生で壊滅的な影響を受けやすい。まあ、この辺のバランスを、折衷案的にうまくとっている植物な訳だね。

春先の新芽のぬたも旨いけれど、もう少しして葉が枯れる頃、小さなタマネギみたいな球根を掘り出して食べても旨い。酢味噌なんかが良く合うよね。お酒のつまみにお一ついかがかな?(^。^)

桑の木利用法

kintuba
トトロのお土産?

石と桑パルプ、桑の繊維で作ったペーパーウエイト。「ささやかな無意味」を机の上に転がしておける。主張しないダダイズム、なんてな。 手触りの柔らかな石って、不思議なつかし。なんて一人 で悦に入ってます。(^^;

青梅でみんなと落ち合って、行ってきたです。友愛学園のワークショップ。障害者成人部の紙すきクラスで作っている 桑のパルプは、何となく思っていたのとは違って、 肌理も光沢もふうわりといい感じ。 早い話、上質じゃないですか。びっくり。 しかも、限りなく自由にやらせてくれるワークショップ。 日本では少ないように思います。 リピーターになりそう。 早速、灯り用にでかいのをいくつか作らせていただきま した。
akari
ランプシェード
蕾型の灯りになる予定

学園では、桑パルプを買ってくれる作家さんを捜してい ました。 今回試した僕の灯りの作品の大半は漉かなくても直接立 体に仕上げられることが解ったんで、 送ってもらっちゃうのも手だな、なんて思ってます。 皆さんもいかがでしょうか?
カイコの生産をしなくなってしまってから放置されている桑を何とか利用できないかというので、考案されたものなのだそうです。

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灯り用に金網ごと漉いてみた

学園では、国産材檜の鉋屑の処分にも困ってました。 もったいない。 出汁パックに入れてインスタント檜風呂! 通販で売れないかなあ。そうすれば、学園の運営資金にもなるだろうしねぇ。 心当たりに声をかけてみようかなんて思ったりして。

君の名は?

hanakamakiri

ニラモドキ
Nothoscordum bivalve Brit.
ユリ科の帰化植物に来た
アカハナカミキリの仲間?

この頃世田谷界隈で増え始めた帰化植物。初めて見つけてから10年ぐらいになるけど、確実にテリトリーを広げてる。何となく摘んで来て台所の一輪挿しに入れて置いたら、どこから入ってきたのかカミキリムシがとまってる。これって、そんなに君には旨いものなわけ?手元にある図鑑では、名前が解らなかった。カミキリムシ図鑑 にも出てないんだよなあ。どなたかおわかりでしたら、教えてくださいね。僕ももうちょっと調べてみます。

魔法の庭? 魔女の庭?

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ヒノキバヤドリギ
Korthalsella opuntiaまたは
Korthalsella japonica

滅多にお目にかかれない日本の野生植物。もしあってもこんなに近くで見られるなんて、ラッキ~!間近にしげしげ見たのは、小学校の頃伯母にもらったホルマリン漬け以来と言う代物だ。葉は鱗片状に退化して、ご覧の通 り、小枝だだらけのもじゃもじゃだ。
小さなオレンジ色の実は、メジロやヒヨドリの好物だ。勝手にはじけて種を飛ばしたりもする。種はネバネバ。鳥が糞をすると、そのまま樹上で発芽して宿主の枝に根をはる。このあたりは、ほぼ北限かな。

kamooyako
ドナルド家のご家族?

カルガモ親子だ。警戒心はほとんどない。塩素たっぷりのツンと来る水に浮かんだポップコーンをついばむ。大丈夫なのか???
睡蓮どころか藻類さえも発生しない不毛の池。普段はカモたちさえも水に入らない。ここは観光客が餌をくれるからね。それに泳ぎも教えなくちゃいけないしネエ。他の連中は賢明に芝生の上で愛嬌を振りまいている。
ヒヨドリ、キジバト、スズメ。これだけの敷地にしては種類が少ない。カラス、ドバトが異常に少ないのも特徴かなあ。ネコもネズミもいない、トムとジェリーは追放か、しゃあないさ。 蚊もいなければ魚ももちろんいない。徹底的に、い・な・い!!やっと花壇の隅っこでモンシロチョウを数羽見たかな。イモムシなんてもってのほか。スプリンクラーで殺虫剤を撒いてるんだろうか?ガーデニングの管理としては一流だけれど、生物に対しては、ここの領主様は寛容さに欠けるね。

mizube
なんとなくトロピカル

まあ、季節柄ウォーターガーデンの画像でも。
中央はタマシダ。他にヤブソテツ、ベニシダ 、ツワブキ、リリオペ、クワズイモなど、そしてアレカヤシ。トッピングはインパティエンス。なぁ~んだ、ほとんど日本の植物じゃん。灰色の水は死滅したプランクトンの色。でも、スプラッシュマウンテンの水は塩素が少なくって、臭わないね。やっぱ、T.P.O.ですよね。
同じような景色なら、すぐ近くの「夢の島植物園」にあるけど、あそこにはグッピーやソードテールが泳いでたっけなあ。

tuwa
この葉何の葉?

ツワブキとインパティエンスだけで、こんなに漂うエキゾシティズム。むむむ。色彩 計画はオレンジ、イエロー、グリーン。パープルと行かないところが、ポイントかな。ちなみに他の場所にはグリーン、ブルー、パープルが。わかるかなぁ?

TDLの庭の秘密、まだまだあるけど書ききれないや。肝心なことだけ伏せておく。これ、悪魔の密約の基本だね。 早く魔女の呪いが解けて、生きとし活けるものあふれる庭になる日よ、いつの日か!ってな感じかな
(^^;

siro
カメラ嫌いの領主様は今?

オリーブとクロマツの造る風景に、ほんのり灯りが添えられ、ロマンティックな黄昏に。後は王子様を待つだけですかねぇ。

トンボの睡蓮鉢

seri

トンボの睡蓮鉢が、あっという間にこんなにセリだらけに。 これじゃぁ、小鳥の水飲み場にもならないので、 早速退治することに。おのれっっ!素麺の付け合わせにしてくれるぅ~~。って、もともとスーパーで買ってきた切れっ端を入れて置いたもの。ん~~~、なんだか主婦っぽい喜びに浸るのであった。キアゲハにはイタリアンパセリが残してあるからいっかな。
こんどはクレソンにしようかなぁ。
(^^;

tomato

言わずと知れたミニトマト。葉陰に潜んでいたのを見逃すところだったぜ。奥の実はもう色づき始めてる。
(@。@y ごっくん。
たぶんヒヨドリは、まだ気付いてないはず。

blue

ブルーベリーは本当に手間がかからないね。ガーデニングショウの最中に花が咲いちゃったんで、実はあきらめてたんだけど、いやいやなかなか。

ringo

ヒメリンゴはクリスマス頃まで我慢だね。あんまりハチが来てくれなかったんで、指先で適当に花粉をつけたら、結構実が着いている。ムラサキシキブの実と一緒に、小鳥用に残しておいても良いんだけどね。