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フォーシーズンガーデンのシンボルツリーに遊びに来た、カワラヒワのつがい。他にも、ヒヨドリ、メジロ、ヤマガラ、キジバト、スズメ、そしてカラス、ドバトなどがやってくる。

2001’4’13~4’14,11:00~13:00に、今春新設される2つの庭園「ローズガーデン」と「フォーシーズンガーデン」が一般 公開されます。アークガーデンは「園芸を取り入れた街づくり」、「東京ふるさと大作戦」を意識し、身近で幅広い植物を都市空間に取り込んだ六本木アークヒルズ内にある7つの庭の総称です。「ローズガーデン」は通 常非公開なので、ごらんになれるチャンスはこの2日間だけです。

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杉井明美さんは、皆さんもう良くご存じの園芸家・アークガーデン専任ガーデナー。庭造りは国造り。日本原産の植物で創った庭のすばらしさを、世界に向けて発信して行きたいとのこと。

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ルーフガーデンは、ハーブや早春の花がまぶしい非公開の秘密の花園。皆さんだけにご覧に入れましょう。ここでは小鳥たちの食欲が、悩みの種だとか。ミカンを切って枝に刺したりしてみたものの、花や若葉の被害が後を絶たないそうだ。こんな時は餌台を造ってあげるのが、一番の解決策なんだけどねえ。

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通常は非公開のローズガーデンには、「日本原産のバラ」をキーワードに「サンショウバラ」や「ツクシノイバラ」など約30種を集め、本来のバラの良さを楽しめます。とはいうものの、バラの新芽はまだ固いままだった。4月の公開に期待しよう。

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日本原産の植物にこだわったフォーシーズンガーデンでは、「ズミ」や「ダンコウバイ」などの雑木や素朴な草花たち、約60種を楽しめる。マンリョウをはじめ様々な木の実も楽しめるので、図らずもビオトープ・ガーデンの機能を果 たしているのが楽しい。マンリョウを食べ散らかしていったのは、いったい誰だろう。

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フォーシーズンガーデンには、こんな可憐な花たちが約30種類植えられているが、雑木とのトータルで200種を目処に、今後もさらに増やしていく予定だそうだ。日本の植生を視野に入れた庭。う~ん、ビオトープ・ガーデン田舎風ですなあ。オキナグサ、オダマキ、イカリソウなども植えられていた。

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都会での借景はなんと言ってもビル。樹木の入り組んだ曲線と建築物の直線とが織りなすハーモニーは、カオスとの共存をはらんだ、新しい美学への前奏曲かな?

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メインガーデンには、約70種の植物が植えられている。これは、程良く管理されているコナラ薪炭林で見られる種数をやや上回る。にもかかわらず、ここは自然とはほど遠い存在。まさに、モグラもカエルも居ない都心の空中庭園だ。まあ、それは仕方ないとしても、この人工と自然のコントラストはすばらしい。

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悲観ばかりはしていられない。花壇のネモフィラに気の早い花アブがやってきた。ささやかな存在ではあるけれど、都心へと押し寄せてくる自然回復の先触れといったところですもんね。