ウスバシロチョウ
松本にある戸谷峰(1621m)の登山口(1000m)附近で、ウスバシロチョウのメスが羽を休めていた。これでもれっきとしたアゲハチョウの仲間だ。ギフチョウなどと並んで、原始的なアゲハのグループと考えられている。もう3週間ほど早ければヒメギフチョウも見られたはずだったけど、残念ながら会えなかったね。こいつらはカタクリなんかとセットで残された氷河期の置き土産でもあるんだよね。それはまあ良いとして、他には気の早いアサギマダラなんかがいたのには驚かされた。早すぎないかい?
原始的と言えば20年ほど前に発見されたウンナンシボリアゲハも、ギフチョウに結構近かったはず。当時カラスアゲハの羽の形に関する多変量 解析の論文を書いてた流れで、鱗翅学会に顔をだした時の事を思い出しちゃった。日本からの探検隊があっちで発見した直後、中国側から横槍が入って、結構もめたあとでもあったんで、チョウのマニアや取材陣でごったがえしてたっけ。
発見者が、長っが~~~~い前置きの末ついに
「これがそのウンナンシボリアゲハです!!!」
ってスライドを映したとたん会場中からフラッシュの嵐が巻き起こり、当然画像は真っ白に。
ば・か?!
(T。T)